世の中には激務の自慢話が溢れかえっています。
その一方で具体的に激務の乗り切り方についての解説はあまりないのでしょうか?
読者からのリクエストもありましたので、コンサル、投資銀行、投資ファンド限定ですが、激務の乗り切り方について解説しようと思います。
健康であれば80%解決
まずは健康です。心身両方です。
これが無いと激務は乗り切れません。
安定した精神状態と健康な身体があって初めて正常な思考が出来るようになり、その思考を表現して形にする事が出来ます。
これが無いと激務どころかヤマパンの工場のラインのような単純作業だって務まりません。
不健康な人は、健康になることが仕事です。
やること(タスク)を整理して優先順位をつける
忙しいと言っている人の80%は、やることが不明確で優先順位がつけられていません。
漠然と「わーーー大変だ〜」と言っています。
忙しい時ほど落ちついてやるべきことを整理しましょう。
Step1:タスクリストを作る
まずは、やるべきことを書き出してみましょう。
頭のなかに思い浮かべるだけではダメです。
書き出しましょう。
思いつく限り書き出して、視覚化しましょう。
抜け漏れがあっても構いません。
とにかく急いで書き出してください。
Step2:優先順位をつける
書き出したタスクリストに優先順位をつけてください。
「これが無いと死ぬ!」というモノを順番に並べてください。
間違っていても良いので、とにかく番号をつけましょう。
Step3:チームメンバーに共有する
優先順位の付いたタスクリストが出来たら、上司も含めたチームメンバーに共有しましょう。
「今あるタスクを整理しました。抜け漏れないですかね??」的なメールを流しましょう。
あとは放置すれば勝手にタスクリスト完全版が出来上がります。
上司のメールが返ってこなかったら「タスクと優先順位はこんな感じだけどうだ?」とコミュニケーションを取りましょう。
Step4:時間を見積もる
優先順位のついたタスクリスト完全版が出来上がったら、各タスクに掛かる時間をザックリで良いので見積もってください。
その見積りが間違っていても構いません。
この時点で無理ゲーなのか、意外と行けそうなのか見通しが立つはずです。
Step5:他人の手を借りる
これは無理ゲーだと言うことがわかったら、人の力を借りましょう。
チーム内の手が空いている人に「このタスクを手伝って欲しい。2時間ぐらいの仕事です。」といって見積もった時間を元に依頼しましょう。
忙しいと言っている人の80%がタスクが不明確な人だとすると残りの20%は、他人の手を借りれない人です。
苦しい時は、素直に人にサポートを求めましょう。
Step6:タスクリストはデイリーで更新
更に、タスクリストは陳腐化が早いです。
デイリーで更新しましょう。
更新したらチームメンバーにメールを流して、お決まりのこのセリフを付けましょう。
「今あるタスクを整理しました。抜け漏れないですかね??」
あとは、繰り返しです。
結論:チームを効率的に動かすことこそ激務を乗り越える最善策
忙しいと言っている人の80%はやることが明確になっておらず「なんとなく不安」と言っています。
残りの20%は他人の力を借りずに、1人で抱え込んでいます。
健康な身体とタスク整理さえ出来れば、どんな激務な仕事でも乗り切ることは出来ます。
とにかく荒くても良いので現状を整理して優先順位をつけましょう。
仕事が出来る上司は、これをうまくコントロールしていてプロジェクトが上手く回りますが、クソ上司の場合は、このサイクルがうまく回っていません。
クソ上司に振り回されることがあったら、積極的にタスク整理をして自分が上司的なプロマネをやってみてください。
クソ上司を良い訓練台として、プロマネノウハウも体得してしまいましょう。
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優先順位を考える際に、先陣の知恵を借りるとグッと楽になることがあります。先輩たちが開拓した者は積極的に活用しましょう!
大学卒業後、ファンド・コンサルで10年以上働いて独立しました。今は、個人でコンサルやりながらニッチなメディアの運営を行っております。詳しいプロフィールはこちら。
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