プロジェクトマネジメントを任されるようになるとアソシエイトとして奴隷のように働いていた頃とは、違った大変さに直面します。
あんなにムカついた先輩や上司も実はいろんなプレッシャーの中で、苦労していたんだなぁと想像出来るようになりますし、若かれし頃の自分の姿が恥しいと思うこともあるでしょう。
そんなプロマネ苦労話あるあるとして、真面目で言われたことはちゃんとやるけど無口で大人しくなかなか積極的に話をしない人対策があります。
真面目でビビって発言出来ない内気な若者にいかにマネージするかはプロマネの腕の見せどころです。
「こんなリーダーシップが無いやつは必要ない!!」と切り捨てずに、対策を考えましょう。
チーム内ミーティングで意見を求める
お客さんの前でいろいろとやる以前に、失敗しても許されるチーム内のミーティングで発言する機会を作りましょう。
とにかく積極的に「XXさん、この件に関してはどう思いますか?」と話しかけて、チームメンバーがいる所で話してもらうのです。
基本的なことですが大事です。
「自分から発言しないような奴は会議に出なくて良い!」と言って切り捨てるのは簡単ですが、そういう人を引き上げるのもプロフェッショナルとして求められる力でもあります。
内気な人には、チーム内のミーティングで発信して、積極的に議論することに慣れてもらいましょう。
最初のうちは、ちょっと的をはずした事を言ったとしても「その視点は大事だから後で考えよう」などと気を効かせましょう。
とにかく間違ってても、外してても良いので、発言してもらうのです。
チーム内の飲み会を仕切ってもらう
チーム内のミーティングでもあまり積極的にならないようであれば次は飲み会です。
飲み会の進行を会議のファシリテートにみたててやってもらいましょう。
もちろん、他の参加者にも事前に主旨(裏テーマ?)として伝えておき、協力者になってもらうのです。
飲み会もチーム内会議と同様にリスクフリーでできるので積極的にやりましょう。
クライアントの前で説明する機会を与える
自分が調べたパートについてお客さんに直接説明してもらう機会を作りましょう。
クライアントとの会議でいきなり振るのではなく、事前に「XXさん、今度、このパート説明してね」と事前に宣言しておいてください。
また、説明が下手だったとしても怒ってはいけません。
もちろん最初からうまく話せるわけがないので、詰まったりしたら適宜サポートです。
クライアントと二人きりにする
多少リスクはありますが、思い切って突き放すという手もあります。
その場に自分以外いない状態を作ってしまえば、本人はなんとかしようとするものです。
私が新卒で入社した会社は、かなり営業の強い会社で、いきなり一人で社長のアポとって営業に行くと言ったことをやらされますが、それが逆に良かったと思っています。
とりあえず度胸はついたし、頑張って時間をとってくれた人になんとか振り向いてもらおうと必死になりました
まとめ:チームメンバーを育てるのもプロマネの仕事!切り捨てずに引き上げろ
プロフェッショナルな世界は、使えない人は比較的容易に切ることが出来ます。
しかし、人材しか資産がない業態でもあるので、そんなことをしていたら回りません。
プロフェッショナルとして、人材を育てるのも大事な仕事です。
チームプレイで戦う仕事は、これができないと出世はできません(たぶん)。
先輩方に育ててもらった恩は、後輩を育てることで返しましょう。
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おとなしいのとは逆に、どんなに仕事が出来ても生意気でモラル・ハラスメントを繰り返す人は営業が出来ずに苦労することになります。合わせて参考にしてみてください。
大学卒業後、ファンド・コンサルで10年以上働いて独立しました。今は、個人でコンサルやりながらニッチなメディアの運営を行っております。詳しいプロフィールはこちら。
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