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こんにちは、taikiです。
プロジェクトにアサインされずに不安な想いをしている方はいらっしゃいませんか?
今回は、「最近、なんだかアサインされないなぁ」といった不安を抱えている人の為に、「アサインされない理由」と「どうやったらアサインされるか」について考えてみたいと思います。
アサインされない理由には、大きくは「仕事がそもそもない顧客要因」と「仕事はあるけどアサインされない個人要因」の2つがあります。
要因を特定した上で、しかるべき対策をとれば必ずチャンスは巡ってくるはずです。
自分を責めて闇に落ちる前に、どのあたりに問題がありそうかを見極めて早期の対策をしましょう。
アサインされるまでの構造を抑えよう
まずはアサインに至るまでの前提条件について目線合わせをしておきましょう。
アサインに至るまでは、①顧客企業から仕事の依頼があって、はじめて②プロジェクトチームが組成されます。
①は主にパートナーが顧客企業との接触して仕事を受注し、②はパートナーがプロマネとその手足となるアソシエイトに声をかけます。
ここまでは特に違和感ないですよね。
この流れの中で、アサインされない問題が起こるとしたら2つです。
1つ目が顧客企業からの発注がないという状況。要は「パートナーが仕事(≒営業)をしない」。
相手がいる話でもありますし、どんなに凄腕の営業センスを兼ね備えたパートナーであっても波はあります。
もう一つが、仕事がある上でアサインされないという個人に起因する問題です。これは各人の選ばれる努力が足りないということですので真剣に考えなくてはいけません。
1つ目の「パートナーが仕事(≒営業)をしない」という論点は、ここで議論してもしょうがないので後者の個人要因についてブレイクダウンして考えてみましょう。
個人の問題をブレイクダウンする
アサインされない理由は大きくは2つあります。
それは「パフォーマンスの問題」と「性格の問題」でしょう。
パフォーマンスの問題
シンプルにパフォーマンスが悪いとアサインはされにくくなります。
良くも悪くもコンサルのようなプロジェクト型の仕事はレッテル文化です。
レッテルを貼る
ある人物などに対して一方的・断定的に評価をつける。「卑怯者の―・られる」
出所:出典:デジタル大辞泉(小学館)
パートナーやプロマネは一緒に働いたことのない人をプロジェクトにアサインする際に、「あの人どうよ?」と過去に一緒に働いたことのある人に評判を聞くことはよくあります。
その際に、具体的にどんなやり取りがされるかと言ったら実はハードスキルやソフトスキルといった話よりもマインドセットが圧倒的に多いです。
スキル面では何でも完璧に出来るなんて人はそうはいません。ある分野には強いけど、ある部分は弱いといった凸凹は当然あります。
スキルに関してはマネージャー側は最終的には飲み込む準備がありますし、プロジェクトを通じて身につけてほしいぐらいに思っています。(リスクを取りたくない保守的なタイプのマネージャーもいなくはないですが、、、)
多少のことではへこたれないタフさだったり、責任をもってやり遂げるメンタルや「神は細部に宿る」といったプロフェッショナルマインドがないと厳しいでしょう。
サボってやろう、手を抜いてやろう、と意図的にアウトプットの質を下げて働く人はそう居ないものです。
スキル自体より、想像力の深さや「この程度でいいかな」という満足のレベル感の違いだったり、考え方や意識の甘さなど根本のマインド部分を変えてやらないと部下はなかなか成長しません。— こーぼー@外資系戦略コンサル (@LogicalKobo) January 24, 2020
マインドセットに関しては、当サイトでもいくつか記事があるので参考にしてみてください。
どうしてもわからない方や自分の悩みにフィットする記事がないという方は、ツイッター経由で直接連絡をください。
相談に乗りますし、記事にします。遠慮なく、お気軽にどうぞ。
性格の問題
どんなにパフォーマンスがよくても異なる人間が集まれば衝突も起こります。
スター軍団が必ずしもワークしないという事例はあげればきりがないですよね。
コンサルの世界もそうです。
アウトプットがどんなに優れていても「なんか、コイツ気に入らない」となれば、やりやすい人をチームに入れるでしょう。
それすら凌駕して誰もマネできない圧倒的なパフォーマンスがあればなんとかなるかもしれませんが、残念ながらそんなことが出来る人はコンサルティングファームという枠にとらわれずに違う分野に羽ばたいているでしょう。
ここまで言えば言わんとしていることは伝わりましたでしょうか。
あなたがクソ生意気で嫌なヤツだったら、どんなにパフォーマンスがよくてもアサインされないということです。
多少スキルが劣っていても、いつも笑顔で笑っている人と一緒に働きたいと思う人は多いはず。
スキルは替えがききますが、人格はその人だけのもの。仕事は、一緒に働きたい/同じ時間を過ごしたいと思ってもらえる人になるべく、人格を磨く旅でもあると思っています。— こーぼー@外資系戦略コンサル (@LogicalKobo) January 16, 2020
社内で嫌われているようでは、クライアント先で好かれることはまずありません。
俺はシャープな議論も出来るし、スライドだってキレキレ。手も速い。語学もバッチリ。どんな案件だって対応できるッ!
クライアントってアホすぎるよな。こんな簡単なこともわからないのか。
↑こういうの漏れ伝わりますからね。
クソ生意気で嫌われていないかを疑いましょう。
また、人と人は相性がありますので、「あいつクソ生意気でクライアントの前にとても出せないけど、もしかしてあのパートナー・マネージャーと合わなかっただけかも」と考える人が社内にいてもおかしくないでしょう。
ただ、そのチャンスは多くても3回ぐらいまでです。
相性問題が発生した時は、思考停止になって相性が悪いから仕方なかったとならずに、自分にチャーミングさがなかったかを考えてください。
人と人の関係の中でビジネスは起きるのですから、人間に対する想像力や配慮がない人はコンサル業界は向いていません。他の活躍出来る場を探したほうがいいでしょう。
スキルギャップ問題をどう考えるか
アサインされない問題を議論する際に、「スキルセットが合わないからアサインされない」ことが理由にあげられることも多いでしょう。
実際にその可能性もありえます。
ただ、若い人ほどスキルセットのマッチよりもなんでもチャレンジさせてみようとコンサルの経営陣は考えるものです(会社としてはそういうポリシーであっても、パートナーが自分のプロジェクトが炎上するのを恐れて、リスクをとらないというケースはある。ケツの穴が小さい野郎だ)。
そんな事情も考慮するとスキルセットを言い訳にするのは30すぎてミドル人材になったあたりからでしょう。
これを読んでいる方は、「スキルセットがあわないから、自分のところにアサインが来ないのは仕方ない」と考えずに、「だったら、そのスキルも一緒に習得しちゃえいいじゃん、手をあげちゃおう」ぐらいに思ってください。
若い人の失敗なんて自分が考える以上に小さなことだったりします。
実際にアサインされない人はどうなるのか
実際にアサインされない人がどのようになっていくかについても考えてみましょう。
プロジェクトにアサインされていないと社内研修とか採用関連のような社内プロジェクトを担当することもありますが、それらの仕事がフルタイムで求められるかというとそうでもありません。それ以外の時間はデスクで本読んで勉強して過ごします(もちろんプロジェクトにアサインされない人は社内プロジェクトにアサインされにくいです。忙しい人ほど声が掛かります)。
アサインされていないのなら有給でもとればいいのですが、有給を取るともっとアサインされなくなるんじゃないかという恐怖で余計休めなくなります。
やはり仕事をやってこそ、休暇は楽しめるものですね。
9割ぐらいの方は、数週間アサインがないといろんなことを察知します。
鈍感力に優れた1割の方は、アサインされるまで暇だなぁと思いながらなんとなく過ごすことになるでしょう。
その様子はこちらでブレイクダウンして解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
それでもアサインされない場合はどうしたらいいか
社内営業をしてみよう
いろんなパートナーやマネージャーに「今、稼働があいているのですが何かお手伝いすることはありませんか?」と社内営業しましょう。
慢性的に人手不足な業界ではありますので、何かしらの仕事は出てくるでしょう。
営業資料の作成やリサーチでも、社内プロジェクトでも何かしらはあるはずなので積極的に声をかけてみよう。
社内なんだから遠慮する必要なんてないし、くだらないプライドを捨てて、素直に「ガンバリマス!」ぐらいの勢いで行って来い!
↓これぐらいの気合大事
アベイラブルになってる後輩から相談受けたんだけど、PJチャージ要らないから提案書作らせてくれ位の勢いで自分を売り込んで来いと伝えました。気合い大事。
— Shia (@Shia_8413) January 10, 2023
他に活躍できる舞台を探そう
プロフェッショナルな世界での戦力外通告は普通に起こる話です。
全社メールしか来ないPCを開きながらなんとなくネットサーフィンをしているなら、思い切って活躍できる場所を求めて動いてみてはどうでしょうか。
かつて、サッカー日本代表でイタリアのインテルで活躍していた長友佑都選手でさえ、インテルでの出場機会に恵まれなくなった際に、出場機会を求めてトルコのガラタサライへの(レンタル)移籍をしました。
稼ぐ額と競合プレイヤーの違いはあれど、コンサルティングファームもそういった世界です。(終身雇用を望んでいるような人は入社してないですよね?)
プレイヤーとしての貴重な時間をベンチで燻って過ごすのであれば、積極的に自分から動いたほうが辞めた後も何かと過ごしやすいですし、「クビになった人」というレッテルを貼られるよりも、「空気を察して自ら動いた人」の方が周りの人はポジティブに受け止めます。また、転職後に発注側と受注側といった違った立場で仕事をする機会も作りやすくなります。
ぜひ、受け身にならずに自分の意志で次の舞台を求めてください。
そういったコンサルの次のキャリアを支援するポストコンサルに強いアクシスコンサルティングのような転職エージェントも存在します。
若い時の貴重な時間を有効に使うためにも、コンサルという狭い世界の評価にこだわらずに、活躍出来る場に飛び立ちましょう。
まとめ:アサインされない場合はどこに問題があるかを特定しよう
アサインされていない期間が長く続いたら、それは顧客要因から会社として暇な状態になっているのか、あなたの個人的要因から来ているのかを特定してください。
後者であれば、パフォーマンスの問題なのか、相性問題なのかを特定して対策を取りつつ、社内営業をしてみましょう。
それでもアサインされないのであれば、早めに次の活躍の場を求めて行動を開始しましょう。
コンサルなんて狭い世界に固執せず、活躍できる場所で活躍して人生を切り開いてください!
以上「コンサルでプロジェクトにアサインされないと思ったらすること」でした。
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コンサルの入社年次が浅いうちは仕事にも慣れず、プレッシャーがキツくて、辛かったり、向いてないとネガティブに思いがちですが、そんな時こそ一度落ち着いてみてください。そのつらさは誰もが通る道なのであなた固有の事象ではないのです。
大学卒業後、ファンド・コンサルで10年以上働いて独立しました。今は、個人でコンサルやりながらニッチなメディアの運営を行っております。詳しいプロフィールはこちら。
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